朝、起きた時にあごが重い。口を開けると疲れている。
マウスピースをつけているのに、食いしばりの感覚がなくならない。
マッサージに行っても、首こり・肩こりや、目の疲れ・頭の重さがすぐ戻ってくる——。
そんな状態が続いているなら、このページが少し役に立つかもしれません。
多摩センターでヘッドセラピーのサロンをしている、元看護師です。
たくさんの方の頭や体にふれてきたなかで、気づいたことがあります。
「休んでいるはずなのに、呼吸が浅く、体の力が抜けていない人」
「あごだけでなく、お腹まで硬くなっている人」が、とても多いこと。
そして、来ていただく回数を重ねるうちに、
その力みが少しずつゆるんでいくこと、
それが自律神経の状態ともつながっていること——です。
こうした小さな変化に気づけるのは、
看護師として「体の正常な状態」を基準として知っているからだと思います。
正常がどういうものかを体で覚えているから、
そこからのわずかなズレ——抜けきらない力、こわばり——が見える。
それが、看護師の観察です。病院時代に気づいたというより、
サロンで一人ひとりと向き合うなかで見えてきたことを、
その目で読んでいる、という感覚に近いです。
食いしばりも、その"力みっぱなし"のあらわれのひとつのことがあります
先に、結論から
食いしばりは、「治す」ものというより、
力が入りっぱなしの状態をゆるめて、頭の中に余白をつくるもの、
と考えています。
マウスピースは、歯を守るためのとても大切な道具です。
ただし、噛むための筋肉(咬筋)そのものの緊張を、
ゆるめてくれるわけではありません。
だから、歯は守られていても、
あごのだるさや、戻ってくる肩こり・目の疲れが続くことがあります。
なぜ、マウスピースをしても楽にならないことがあるのか
食いしばりや歯ぎしりでは、噛むときに使う咬筋・側頭筋(こめかみのあたり)・その奥の筋肉に、こりや張りが生まれます。
無意識のうちに起きるので、寝ている間にはとても強い力がかかると言われています。
マウスピースは、その力から歯を守ってくれます。けれど、力を生み出している筋肉の緊張は、外から少しずつゆるめていくことでしか、やわらいでいきません。「歯を守る」ことと「筋肉をゆるめる」ことは、別の役割なのです。だから、両方あっていい。マウスピースは続けたまま、緊張のほうをケアしていく——という考え方です。
食いしばりは、「体が緊張モードのまま」のサインかもしれません
日中、気を張っている。
頑張りすぎてしまう。
呼吸が浅くなっている。
そういう状態が続くと、体は"力を抜けないモード"のまま、夜も休まらなくなります。
食いしばりは、その緊張が、あごに出てきているのかもしれません。
頑張れる人ほど、力が入っていることに自分では気づきにくいものです。
意外なつながり——食いしばりと、お腹の張り
食いしばりのある方には、お腹が張りやすい方が少なくありません。
緊張して口や喉に力が入ると、知らないうちに空気を飲み込んでしまうことがあり(呑気といいます)、それがお腹の張りにつながることがあります。
あご・呼吸・お腹は、「緊張」でつながっています。
だからCalm timeでは、頭やあごまわりだけでなく、呼吸やお腹まで含めて、体全体の力みをゆるめていきます。
「治す」のではなく、「ゆるめて、余白をつくる」
ここは正直にお伝えします。
食いしばりは、1回で消えてなくなるものではありません。
もともと頑張れる方が多いので、少し楽になると、また元の力みに戻っていきます。
だから目指すのは、"完全に治す"ことではなく、頭に余白をつくり、続けるなかで、
自分で自分の体のご機嫌をとれるようになっていくこと。
ずっと通わせるためではなく、ご自身が本来の自分に戻っていくためのケアです。
あご"だけ"をほぐしても、食いしばりは戻ります
食いしばりは、あごの筋肉だけの問題ではありません。
体が一日じゅう"緊張モード"のままだと、その場であごをゆるめても、またすぐに力が入ってしまう。あごを揉むだけでは、根っこは変わらないのです。
Calm timeでしているのは、あご"だけ"のケアではなく、
体全体を"緊張モード"から"ゆるむ側"へ切り替えていく時間です。
頭・首・こめかみ・あごまわりの張り、浅くなった呼吸、そして食いしばりと一緒に硬くなりやすいお腹(呑気・お腹の張り)まで——頭からお腹までを、オールハンドでつないでゆっくりほぐしていきます。腸セラピー(腸もみ)でお腹の力みまでゆるめるのも、そのためです。
多摩センターの、女性専用・完全個室のサロン。
強い刺激で"効かせる"のではなく、体が自分から力を手放していくように進めます。
施術の途中でウトウトしてきたら、それは、
緊張していた体が休める側へ切り替わりはじめたサイン。
眠らせることが目的ではなく、その"切り替わり"こそが、いちばん大事な変化です。
手を動かすだけでなく、"なぜ緊張するのか"も一緒に
Calm timeでは、施術と同じくらい、お話をうかがう時間を大切にしています。いつ、どんな時に力が入りやすいのか。何が体を"緊張モード"にさせているのか——その"もと"を、一緒に見つけていきます。元看護師として、体のサインからその背景まで読んでいく。ここが、ただ頭をほぐすお店との違いです。
あわせて、サロンの外での過ごし方についても、お話しします。
気持ちの落ち着きやすさには、日中の光や呼吸、暮らしのリズムが関わっていると言われています(セロトニンも、そのひとつです)。
そうした、ご自身でゆるめられる小さなヒントを持ち帰っていただけるように。緊張を、その場かぎりにしないためです。